Maiden-Handling
女の子を始めて 16年・・・
私は 大の 料理オンチである。
──────プッ
「おい、テメェ!!!
こんなクソ不味いもん食わせてんじゃねぇ─!!」
「・・あ・・ 」
「・・そ、 んな事ないですよ?!!
おいしいですっ!!」
(ちょっと、合わせてくださいよ!!頑張ってたのに
可哀想じゃないですか!!!!!?)
────────────────アレンくん・・、全部きこえてんのよ・・笑。
(だったら、モヤシ。テメ─が全部くえよ。)
(はあッ?!!!)
──────────────────はあ─・・、また失敗かぁ。
「 ・・あ・・の──、」
「・・え。あ!! なっ・・何ですかっ?!!」
「・・ごめんねっ、次はちゃんと作るからっ!!」
──────────────だから、コレ・・・。
はい と 手渡すもの、 それは・・・
「・・・薬?」
「もしもの為に・・ね?」
「テメ・・、アリスッ・・」
「ごめんなさいっ!!アレンくん、神田くんっ
こんなのラビにあげらんないから 私ッ、
撤去してきますっっ!!!! 」
「・・・アリス・・。」
「・・テメェ、斬るぞ・・・ 」
────────二人(?)は、私がラビのことをすきだと知って
何かと協力してくれていますっ!!!
今日はお菓子の味見をしてくれているの
「・・それにしても、こんな変なクッキー食べて
ラビが食中毒にでもなったら大変!!!
さっさと捨てにいかなきゃっ!!! 」
───────────ひょこ
「 オレがなに────?」
「えっ!!ラビっっ!!??」
や・・、やばい!!!手には食中毒クッキー
お願いっ、手元みないでよ────!!!!!
「へぇ──、お菓子作ったんだ 」
はい、 終了───────────
「え・・、まあ・・ちょっとね・・
・・でも、これは失敗作・・・・ 」
「上手そうじゃん、オレにもちょうだいvV」
「え″っ!!!!? 」
「いっただきま─────すっ」
わっ!!まじ、やばいよっ!!!
「ダメっ!!!」
「ぶっ・・!!!!!!!」
「 あ!!ゴメンなさいっ!!」
食べてほしくなかったからって
全力で拒否して、おもいっきり
手で口覆っちゃったよ─────!!
「・・オレが食べたら、まずかった?」
別の意味でね───────!!!!!(泣)
「え・・。あの、そうじゃないんだけど・・」
・・・・・どうしよう どうしよう
──────────でも、正直に言わないとラビが誤解しちゃう
「・・あ、のね 」
「・・ん ? 」
「・・それ、失敗しちゃって。
おいしく・・ないの。 」
「・・えっ・・ 」
もしかしてっ、引いてる───!!!!!?
「そんだけ?」
「 」
「は、 はいっ!!?」
─────────急に「」って真剣な瞳で呼んで私をみるから
ドキドキして────────────────────
「もらっちゃったvV」
───────だから、気付かなかったの─────────
「・・・い、 いつのまにっ・・!! 」
「ではッ!!改めて、いっただきまあ─す」
「あ゛あ!!?ラビッ!!!!」
抵抗の声も虚しく響く
・・食べちゃった、食中毒クッキー・・
────────────ゴクン
「・・・、 」
────────────この雰囲気・・・
だめだッ!!!やっぱ、まずかったんだ!!!!
「・・・うまいよ?」
───────────へ?
「自信ないみて─だから、いっぱいリアクション
考えたんだけど このクッキー、普通にうまいって 」
──────────────これって予想外の展開・・?
それより、 なにより・・・
「・・ほんとに? お、おいしいって・・・ 」
「・・だからさ、」
「今度はオレのために作ってよ 」
「・・ラビのため ? 」
「 そうっ 」
───────── 何かそのコトバ
「・・・お腹こわしちゃうかも 」
「 大──丈夫さ♪」
すっごく、うれしいの──────────────
「・・じゃあ がんばる。」
「 、 かわい───!!!!!」
ぎゅ─────────────っ
・・・・・・・こんなのは日常茶飯事で
「も────!!こども扱いして──っ!!」
───────────でも 貴方は時々、
「 女のこ扱いしてるんさ 」
こんなことをいいだすから────────────
「・・・ラビっ!!!!」
「なあ、っ!!今、ときめいた??!」
「バカっ!!ときめきませんっ!!!」
「い──や、うそだね!!
だって、 顔がまっ赤さ♪」
「・・まっ赤になんてなってませんっ!!!」
──────────────がんばるよ、
そして、私の作ったおかしを2人で食べながら
貴方に、 キモチを伝えるの─────────────
END ・・Maiden-Handling・・
ラビ夢Up*.
ラビは口調が難しいです─
次はもっと上手に書きたい
です!!!
**涼宮柚茄**