秘密

































　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ちょ──っと､アンタっ！！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シカマル、まちなさいよ──！」











　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･やーだよ。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　（あ─あ、めんどくせ─奴につかまったぜ）










　　　　　　　　　　　　　　　　「あたしの言うことが聞けないってゆ─の─！！？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（今日こそは、絶対きいてやるんだから─）









　　　　　　　　　　　　　　　　　　「そうゆう事じゃね─けど、いの。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どうせめんどくせ─こと言い出すんだろ。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　最悪だぜ　　）









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「言いなさいっていってんのよ！！」


　　　　　　　　　　　　　　　　　　（もうごまかされやしないんだから──！！）　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･なにを。」




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ど─にかして､くぐり抜けねえと､）








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「シラを切るき────！！？」



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（･･･今日こそは）






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･･は？」
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（･･嫌な予感がするぜ。）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





























『アンタのすきな女のこ、吐きなさいよ────！！』































　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･･はあ────────。」






　　　　　　　　　　　　　「今日こそは､アンタが話すまで帰してやんないからね！！」












　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･おいおい、まじかよ。」



　　　　　　　　　　　　　　「帰りたいなら､あたしに一言いってから帰んなさ─い♪」


　




























　　　　　　　　　　　　　　　　どうもコイツには最近､すきなコがいるらしい

　　　　　　　　　　　　　　（口には絶対出さないけど､女の感ってやつよ）

　　　　　　　　　　　　　　　でも、どうしてもシカマルの奴言いたがらないから

　　　　　　　　　　　　　今日は徹底的に聞き出すまでコイツを問い詰めてやるわ！！






























　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･で､　だれなのよ？　」



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　・・・・・。　」








　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･いるんでしょ？すきなコ。」




　　　　　　　　　　　　　　「･･オレがいのにそんなこといってどーすんだよ。」









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･どーもしないわよ？」





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･･だったら､」




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「 でも、　 」


















　　　　　　　　　　　「あたしにそんな大事なこと隠すなんて､水臭いじゃないッ！！」







　　　　　　　　　　　　　　　「･･･水臭いって､オレの権利全く無視かよ。」








　　　　　　　　　　　　　　　　　　「なあーに、いってんのっ！！」



















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　あたしたちは､　」






























　　　　　　　　　　　　　　　　　　「運命共同体じゃな─いｖV」











　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　･･それは関係ねえだろ。」

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　







　　　　　　　　　　　　　　「それにずっと一緒にいる幼なじみのあたしにはっ､
　　　　　　　　　　　　　　　それを知る権利があるんじゃなーい？？」










　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･あのなあ､それとこれとは別･･､」













　　　　　　　　　　　　　　「しかも､気になるじゃなーい♪
　　　　　　　　　　　　　　　あたし以外でアンタがすきになったコだなんてーｖV
　　　　　　　　　　　　　　　そんなこ､アンタには出来ないと思ってたのに───」











　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･･お前､バカだろ｡」






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「なんですって───！！？」

























　　　　　　　　　　　　　　　　　･･ほんと､コイツ馬鹿じゃねーの？





　　　　　　　　　　　　　　　　　　「馬鹿はアンタでしょ───！！」













　　　　　　　　　　　なに勝手にオレが自分のことを｢すきだった｣って決めつけてんだよ｡








　　　　　　　　　　　　　　　「ちょ､聞いてんの────！！シカマルー！」
























　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オレがお前のこと､すきなのは






























　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　「･･今もだよ､バーカ｡」


































　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･えっ？？何かいま言ったでしょ！　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　あたし喋っててきこえなかった･･。」









　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･べつに､大したことじゃねーよ｡」




　　　　　　　　　　　　　　　　───────そうだよ､バカ





　　　　　　　　　　　　　　　「うそっ！！いま大事なこと言ったでしょー！！」





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出来ねーんだよ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　「　だから､大したことじゃねーって。
　　　　　　　　　　　　　　　　･･言っとくけど､めんどくせーからもう言わねえぞ」





　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お前みたいにすきなやつ。








　　　　　　　　　　　　　　「なによ､ソレー！！ずるいわよ──､シカマルー！！」










　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･なにがだよ｡」












　　　　　　　　　　　　　「･･んじゃ､あたしのすきなひとも教えてやんな──い」










　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･サスケだろ？」








　　　　　　　　　　　　　　　　「･･･さあ──ね、ひみつ─────♪♪」












　　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･あっそ､んじゃオレも。」








　　　　　　　　　　　　　　　　「だから何でそーなんのよ───！！！」











　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･はあ────────。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほら､いの。もう帰ろうぜ」








　　　　　　　　　「･･だから、アンタ！！今日は帰さないっていってんでしょ───！！」

















　　　　　　　　　　　　　　　　「･･いの、そんな大声でやめとけよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　めんどくせーけどそれ問題発言･･」







　　　　　　　　　　　　　　「･･･馬鹿っ！！なに考えてんのよ───！！！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　








　　　　　　　　　　　　　　　　「･･これ以上関わんのがめんどくせー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　オレはもう帰るぜ────。　　　　」





　　　　　　　　　　　　　　　　　「･･ちょ、待ちなさいよ─────！！！」
　








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




　　　　　　　　　　　　　　　　でも気付いたところでこんなめんどくせーこと


　　　　　　　　　　　　　　　　　　今、お前に教えてやるつもりはねーよ。













































　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だからまだ、





































　　　　　　　　　　　　　　　　　　このキモチは、オレだけの秘密。





























END　･･秘密･･

｢秘密｣　シカマルsideです。
この次はこれと似たり寄ったりな
いのチャンsideをUpするつもり
ですので､これを読んでくださった方！！
当サイトは更新の早さを売りにしているので
また近々遊びにいらしてください(にっこり｡)

**涼宮　柚茄**