秘密
どうしても、きになるのよ
なんでこんなにきになるのかは 分かんないけど
「シカマル────??
起きてんでしょー?開けなさいよ───」
あたしがコイツの部屋の窓を叩いてそう言うと
面倒くさそうな顔で開けてくれた
「・・いの、なんだよこんな真夜中に。」
「・・まだ、聞いてなかったでしょ??」
「はあ─────────、またその話かよ・・」
そう言うと ま、とにかく入れば? と一言いって
部屋のイスにめんどくさそうに腰掛けた
「おじゃましま───す♪♪」
「・・てか、何でまどなんだよ」
「こっから来たほうが早いじゃな───い」
「ああ、そう。」
とにかくあたしは話を切り出してみた
「ねえ───、シカマルの・・」
「・・すきな奴の話ならしねーぞ」
あたしが言葉を言い終わる前に口をはさむ
「・・・・・。」
「・・大体、なんでお前そんな知りたいんだよ」
─────────そんなの
「・・分かんないわよ──」
「・・分かんないってなんだよ」
「何か気になんのよ──、無性に。」
「・・何が気になんの?」
「何がって、アンタに決まってんでしょ!!?」
「・・・・。」
アンタが気になって寝られやしないのよ
いつもは感じない、心に胸騒ぎがして残る苦しいキモチ
「・・それが、どーしたのよ。」
「・・べつに ただ、」
「ただ、なによ?」
「・・オレのことずっと考えてんの?」
───────え
「か、考えてなんかないわよ───────!!」
「今、いのが言ってたんだろ?」
「気になるっていったのよ───────!!」
「・・一緒だろ。」
──────────────い、っしょ?
「い、一緒じゃないわよ!!あたしは別にアンタなんてっ」
─────────そんなわけ、あるはずないのよ。
「・・アンタなんて、なに?」
─────────あるはず、ないのに。
「・・・あんたなんて、」
──────────どうして今更、気付くの。
────────────アンタなんて、すきな訳ないのよ。
「・・シカマル、あたしがアンタのことすきだって
いま、自信満々に思ってんでしょ・・? 」
「・・・さあな。」
「なによ、すかしちゃって。」
「・・何すねてんだよ」
「すねてなんかないわよ───!!」
「・・・で、どうなんだよ?」
「・・何が、よ」
「・・オレのこと、すきなの?」
「・・はあっ!!?アンタ何いってんのよ───」
「強がっても無駄なんじゃねーの?」
「・・アンタ今日はやけに強気じゃない」
──────────そうよ、いま気付いたのよ
こんなにも、アンタのこと好きになってただなんて。
────────────あたたかいコイツの体温
こんなのってくやしいから
まだ、いってなんかやんない。
あたしがアンタのことをすきだなんて。
「アンタなんか、だいっきらいよ。」
「・・・うそつき。」
END ・・秘密・・
軽く続きモノみたいなノリで
書いてみました───。
いのチャンが秘密に気付くとき、
みたいな感じです。
やっとシカいのっぽいのを
書けたきがしますvV
私の書くものは女のこ強めな
傾向があったりするので(笑。)
**涼宮 柚茄**